研修紹介 教育システム

愛知医科大学麻酔科科学講座では様々な勉強の機会を医局員に提供しています。多くの医局員が参加してレベルアップにつなげています。下記のような多くの教育メニューをそろえていることが当講座の強みとなっています。

教育システムⅠ 症例検討会

年間6,000件以上の症例の中には麻酔管理に注意が必要な症例や、麻酔中に予期せぬ出来事が起こる症例もあります。そういった症例の経験を医局員で共有し、若い先生の教育に活かすために症例検討会を定期的に行っています。術前外来で見つかった特殊な症例や、術中・術後の偶発症などを、担当者が症例提示し皆でディスカッションします。

教育システムⅡ 抄読会

30人以上の医局員がある程度の頻度で担当できるよう、抄読会を毎日行っています。自分の興味のある論文を選び、朝のショートカンファレンスの前に5分間で紹介します。麻酔に関するもの、集中治療に関するものなど最新の色々な話題に接することができます。

教育システムⅢ 麻酔法

麻酔方法は研修医、専修医の若い先生たちが術前回診を前日に行い自分なりに麻酔方法について考え上級医に相談し話し合いをもち決定しております。まず回診に行った先生が麻酔方法を自分で考えることで考える力がつき上級医と話し合うことで麻酔についての理解が深まるものと考えております。

教育システムⅣ 症例

通常の業務での担当症例については毎日当番医がそれまでの症例数、担当症例、経験年数を考慮し担当症例を決定しております。神経ブロックをスキルアップしたい場合は神経ブロック症例を心臓血管症例を担当したい場合は希望に沿って担当させております。

教育システムⅤ フレキシビリティー

上記のように様々な方法で当講座では医局員のスキルアップを考えておりますが出産・育児などその他家族の事情などで定期的に勉強会などに参加が難しい方でもその事情に合わせてスキルアップができるようサポートしております。実際に出産・育児中の先生がたも多数働いております。

教育システム(大学院)

日々の臨床業務で疑問に感じたテーマについて臨床に還元できる研究を遂行して、その結果を積み上げていくことが社会貢献につながると、当教室では考え、麻酔科専門医資格を取得する前からの大学院入学を積極的に進めております。大学院生は、週に一度の平日の研究日を利用して研究活動を行っており、その他は、臨床業務を行っていただきますので臨床技能が伸び悩む心配はありません。しかしながら、実験の状況次第では、勤務形態を変更することも可能となっていますのでご安心下さい。

独自に基礎研究のための各種の方法論(血管や心筋の機能的評価実験、電気生理実験、細胞内各種経路の分子生物学的検討、遺伝子操作の手法)を持ち合わせていることが、当教室の大学院教育の特徴であります。研究テーマについては、入学後に御本人の希望を聞いてから決定していきますが、当教室では、教員および在学中の大学院生が次世代の学生のために新しい方法論やテーマを切り開くことにしています。そのため、学位取得のための研究についての基礎データは、入学時にすでにある程度はえられている仕組みとなっています。また、大学院生には、その時点での研究結果を、アメリカ麻酔科学会をはじめとする国際学会と日本麻酔科学会で毎年発表していただけるように取り組んでいます。